脳のCHAOSを考察する。

発達症併発(自閉スペクトラム・ADHD・LD)、共感覚を持つ私の見ているもの

幼少期から不器用で憂鬱を感じていた。

力を入れる加減と向きが調整できない

 

 幼稚園で絵を描くのと工作する時間が嫌いでした。

 

 絵の具をパレットに出すのが苦手でした。なぜか気が付くと体中絵の具まみれで、最初どんなに力作を描こうとしていても画用紙が意図しない色でいつの間にか汚れまくっていてやる気がなくなりました。

 クレパスはすぐに折れます。落とすからです。お道具箱から出す時に箱ごと落ちるし、一本取り出す時にその隣の色のクレパスが飛んで行ったりもするし、描いている途中に手からすり抜けて落ちるし、お絵かきの時間は私ひとり忙しく椅子から下りてまた座る運動を繰り返していました。

 

 工作でハサミを使うのが本当に憂鬱でした。ハサミを最後までパチンと閉じないで、途中で開くのだと先生に教えられましたが、握る力の調整がうまく出来ない私はいつもパチンと刃先が合うまで力を込めてしまいます。ハサミの開き方もぎこちなく、他の子の滑らかなハサミさばきと明らかに違うことが自分でもわかっていてすごく嫌でした。

 紙を回しながら円形に切るとかいう高等技術は今も身に着いていません。

 

 

スプーンとフォークが正しく使えない

 

 ハサミが下手なことは、親には特に気にされませんでした。両親とも不器用だったので、子供ってそんなもんじゃない?くらいに軽く受け止められていたようです。

 でも食事の時にスプーンがうまく使えないことは、さすがに悩んだようです。3歳を過ぎるとお箸をマスターする子もたくさん出てくるのに、スプーンとフォークがこんなに下手だとお箸なんてまだまだだと、母は焦って一生懸命私がスプーンをうまく使えるように指導しました。

 右手に持たせているからいけないのか?この子は左利き?と左で持たされてもうまくいきませんでした。お皿の中身は私がスプーンですくうたびにどこか遠くへ飛んで行きました。時にはスプーンもなくなりました。

 

 右手でスプーンの柄を持ち、左手で食べ物をスプーンにのっけてその左手をスプーンの丸い部分にそえて固定したところに顔を近づけて食べるというのが、私の幼児期の食事スタイルでした。

 

 ある時「この子まだお箸使えないの?」と驚いた祖母がすぐに子供用のお箸を買ってきて私に持たせました。持ち方は無茶苦茶だったものの、すぐにお箸で物を食べられるようになりました。スプーンより向いていたのだと思います。

 

 念のためですが、今ではスプーンもフォークもお箸もちゃんと使えます。

 

 

 

どうやら両利きではなく両利かない

 

 私が右利きなのか左利きなのか、自分も親もよくわからないままで試行錯誤しましたが、どうやら二つの手にあまり差がないようです。

 そう言うと「両利きで器用」と思われがちですが、両手とも自由自在に上手く使えるのではなく両手ともコントロールが難しく不器用なので、「両利かない」が正確な表現です。

 

 

 

 ASDADHDだと皆不器用なわけではないのですが、ASDの「認知されたものを統合する時に混乱が起きる」という特徴が体を動かす際にも影響してうまくいかないんじゃないかとも言われています。